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詩のボクシングに挑戦する

 6月25日夕刻から開催の『詩のボクシング』[前期]全国大会に出場することになった。
「詩のボクシング」とは、リングに見立てたステージ上で、2人の朗読ボクサーが交互に自作品を身体全身を使って朗読し、どちらの声と言葉がより観客=他者に届いたかをジャッジが判定する「声と言葉のスポーツ」、「声と言葉の格闘技」。*「詩のボクシング」公式サイトより。

 ネットで応募項目に書き入て送信後、主催側から公演や朗読経験の有無の問合せがあった。そして出場内定。 16人の出場者のトーナメント戦だ。
他の出場者はどんな人なのかな?と、ネットで検索し始めたら、過去の県大会や全国大会の覇者が名を連ねているとわかってきた。
初参加であっても学校で開かれた詩のボクシングの優勝者だったり・・・。
怖くなって途中で調べるのをやめた。 

何かの間違いで私は内定したのか? 
でも得た機会はもう返しません。ああこの感じ、大学入試発表の時と同じだ。 

 詩の朗読発表なんて初めてだ。
いわゆる「詩」作なんて小学校以来かもしれない。
どうなる私。いわゆる「アウェー」だ。
「四面楚歌」なんていう漢文(高校時代苦手でテスト25点だったことあったかも)の熟語が頭に浮かぶ。
いや、待てよ。いまや組織に入らずフリーの俳優の私には「ホーム」があるわけじゃない。
出身は関西といっても家(ホーム)があるわけではない(地震で更地になったままの土地にも何年も訪れてもいない)。
今いるこの土地にも疎く横浜市民の自覚は薄いが、住んで10年以上になる。
全国から集まるほかの人からすれば、会場の関内と同じ横浜市内からの参加する私は地元民だ。
そしてジャンルは詩でなくても、声を届かせることに魅力を感じ続け、
観客の方々に台詞という形での発信をする場にさんざん立ち会ってきてもらったじゃないか。

「心に届いたほうが勝ち」という審査基準。
誰にとっても届けるのは、目の前にいる人々。
そしてその相手のなかにいる自分(と共感してもらえる部分)。
自分に届かせることだ。自分を納得させるのは難しい。
何をどう届かせる?

 どうやったってないものは出ない。
なけなしのありったけのものをからだを逆さに振ってでもだせたら。
自分の小心さ、ずるさを味方にするしかない気がする。

応援してもらえるとうれしい。
by tararankeiko | 2011-06-18 03:49 | 今後の出演情報

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by タララン
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