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日本語を習う?

 先週、文学座の稽古場公演で久保田万太郎の世界(原作:樋口一葉)を観ました。
古い絵のなかの人が動き出したかのような美しいシーンもありました。
「古き佳き日本」ということばが浮かぶ、
繊細な感情、
輪郭がつかめないようなおぼろげだけど心の奥に沈殿している、
登場人物たちの心に生涯なくならない気持ちを
ゆっくり俯瞰で見ているような作品でした。

 そしてその時代のそういう表現に不可欠な
「昔の日本語」が、私達には話せなくなっているんだなあ、
と思いました。

年齢別の日本語を感じたのです。

感情表現はきちんと表現しているが、
ことばと気持ちの間にトランスレーションが必要で
苦労しているのだろう20代の役者、

ことばが自分のものとして落ち着いている
5,60代と思しき年齢のベテラン俳優、

その途中に位置する
以前共演の機会を得た
知人(大きな舞台で大活躍中の正統派)の40代。
それぞれを今思い出しながら比べています。

 ある意味、古典として継承していかないとなくなってしまうのかなあ。
「ゆっくり」は美しいと思うか否か。なんてことを考えました。
私はどっちを向いているか?どっちに向いているか?
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by tararankeiko | 2013-04-08 05:01 | ただ、いま(多田の今この時) | Trackback | Comments(2)

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by タララン